高市早苗総裁を阻んだのは、高市ファンなのか

総裁選が終わった。高市早苗経済安全保障相は総裁になることはできなかった。僕が河野太郎総裁、小泉進次郎総裁の次に酷いことになると思っていた石破茂・元幹事長が総裁になってしまった。

 元自民党衆院議員の宮崎謙介氏が正鵠を射た指摘をしていた。石破茂氏は総裁になった後は発言がぶれるだろう、と。もうひとつは、高市総裁を阻んだ原因の一つが、他陣営を攻撃する高市氏の支援者があまりにも先鋭的過ぎて、他陣営が「ドン引き」してしまったというものだ。

 実は、この指摘は高市陣営の中核的な議員からも指摘されていた。おそらくは、リーフレット問題が高市氏に降りかかり、岸田文雄首相が追加の処分を言い出した辺りがピークだったと思う。

 かくいう僕も先鋭化した1人だ。この問題を殊更に言い立てた平将明衆院議員を「落選させるべきだ。この人は中国の要人と秘密裡に会うような媚中派だ」と攻撃したクチだから他人のことをとやかく言えない。

 実際、平氏は石破氏が総裁に決まると、「勝てば官軍」とばかりに有名な経済評論家を使って、僕の悪口を言わせていたから、おそらくは僕のYOUTUBEや文化人放送局での批判を見聞きしていたのだろう。

 確かに先鋭的な高市応援団を嫌った勢力がいたことは、可能性としてはかなり高いと思うが、だからといって、高市氏のリーフレット問題をあげつらって、ネガティブキャンペーンを張った平氏らの行為は正当化できるのだろうか。

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