当たり前です。失礼ながら、まずはあの顔。人間、一定の年齢になれば自分の顔には責任を持たないと。あの顔にはいやらしい下劣な心の中が透けて見えます。
夏目漱石は晩年の大正3年11月、学習院で有名な「私の個人主義」という講演をしました。「自己本位」の立場。自己の本領に基づいて個性を発揮することの必要とその限界。
第一に、自己の個性の発展をし遂げようと思うならば、同時に他人の個性も尊重。第二に、自己の所有している権力を使用しようと思うならば、それに付随している義務というものを心得よ。第三に、自己の金力を示そうと願うならば、それに伴う責任を重んじよ。
講演の趣旨は上の三ヶ条。石破よ、これを読め。