【今年の参院選が日本の今後の分水嶺】
加藤清隆の『俺に喋らせろ!』
【今年の参院選が日本の今後の分水嶺】
今年の日本の政治を展望する場合、何と言っても7月の参院選が最大の焦点となる。もし自民党が勝てば、岸田政権の長期化も見えてくる。
岸田首相の対中姿勢は大いに疑問で、北京五輪への対応も米国などに大きく遅れた上、内容も中国に対する批判的姿勢がほとんど見られなかった。ジェノサイドに対する非難決議が出来ていないことと合わせ、岸田政権に対する欧米の目は非常に厳しい。
その典型が、岸田首相と林外相の訪米が実現しないこと。バイデン大統領がコロナ感染を恐れているとの見方もあるが、それでは林外相は受け入れられず、岸防衛相の訪米は予定通りという事実の説明がつかない。
岸田政権にとって対中政策は今年が国交正常化50周年ということもあり、習近平国家主席の来日問題など、政権を揺るがす火種となりかねない。
内政は岸田首相の性格に合わせ、のらりくらりと行く可能性が高い。ということは大きな失点はしないということだ。
これらを考え合わせると、野党が非力で共産党を含む統一候補の可能性も低い。よって、自民党の大勝はないものの、そこそこは勝てるのではないか。加藤
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