昨日お伝えしたように、自民党総裁選は鍵を握る安倍、麻生両氏が高市氏の支持を表明。流れは一気に高市氏となった。1回目投票で同氏が圧勝すれば、国会議員対象の決選投票でも高市氏が圧勝する可能性もある。
当初、自派を率い、安倍、麻生両氏の支持も取り付けると見られた岸田氏がトップを独走すると見られていた。
ところが同氏が予想以上にリベラルであることが判明。同氏が「モリカケ問題のさらなる説明が必要」などと述べたことが安倍氏が高市氏に大きく傾く原因となった。
さらに麻生氏も高市氏を支持。細田派(96人)と麻生派(53人)全てがそうならないにしても、大きな影響を与えるのは間違いない。
逆に言えば、岸田氏は自派(46人)だけでは当選に到底足りない。
こうした事情は河野氏も同様。出身の麻生派でどの程度確保出来るのか、また他派の支持がどれだけ得られるのか不明。
新総裁は即首相としてすぐ行われる衆院選に望まなければならず、国民に人気の河野氏か高市が“大化け”するかに絞られてきた。加藤