私が次回衆院選での政権交代の可能性に言及するのは、最近の選挙で最も重要な都議選で自民党が事実上敗北したからだ。
都議選は国政選の「先行指標」と言われる。2000年以降5回の都議選を見ると、自民党の議席占有率が40%程度なら、その後の国政選で過半数を制している。01、05、13年がそうだ。
09年は30%しかなく、自民は8月の衆院選で惨敗。政権交代を許した。今回は26%とさらに下回っている。衆院選での自民の苦戦は多分間違いないだろう。
ちなみに都民ファーストが圧勝した前回は18%しかなかったが、衆院選で小池都知事が希望の党を立ち上げたものの、「排除」発言で失速し、自民が大勝している。加藤