【第22回 僕の中の戦士の話 Part1】

式町水晶のWhat a Wonderful 鑑定 World

脳性まひのポップヴァイオリニスト。2020東京パラリンピックの閉会式でピアニスト西川悟平とともに名曲「What a Wonderful World 」を演奏。

【第22回 僕の中の戦士の話 Part1】

  こんにちは、式町水晶です。演奏活動を続けるうえで最も必要なのは強い身体。というわけで、筋トレは僕の大切な日課です。

 でも実はトレーニングをするのは、演奏のためだけではないんです。身体を鍛えることは、僕にとって特別なこと。鑑定とは少し話がそれるのですが、そんな話を書いてみたいと思います。

 「強くなりたい」子どもの頃、障害が原因でいじめにあっていた僕は、その一念でボクシングを始めました。そしてあっという間にハマってしまったんです。とことん突き進む月星座の牡牛座の性格が、ここでも顔を出しました。

 他の運動は全くダメなのに、格闘技は不思議なくらい自分にしっくりきました。やればやるほど上達して、バイオリンより夢中になったくらいです。

 「ボクシングのプロテストを受けたい」本気でそう考えましたが、これは叶いませんでした。理由はドクターストップ。障害のあるぼくの身体で格闘技をすることは、認めてもらえなかったのです。

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