中国政府による新疆ウイグル自治区などでの人権侵害行為を非難するための国会決議が2月1日にも採択される見通しとなった。
しかし決議案からは肝心の「中国」「侵害」「非難」などの文言が削除され、これでは何のための決議案かと自民党内からも不満が出ている。
同決議案は元々、昨年の臨時国会での採択を目指していた。ところが文案を巡って公明党がクレームをつけ、自民党の茂木幹事長も応じたため、採択は先送りされた。
決議案は昨年末の自公間の修正協議で、当初案にあった「人権侵害」が「人権状況」に変わり、「非難決議案」から「非難」の2文字が削除された。しかも「中国」という国名も入らない不完全なものに。
これに対し茂木幹事長はテレビ番組で「今国会で成立できると思う。全会一致でやりたい」との自信を示した。
しかし骨抜きになったこの決議案を採択する意味が果たしてあるのか？余りに中国に忖度し過ぎているのではないか？加藤