第２次岸田内閣発足とともに、中谷元氏が国際人権問題担当首相補佐官に起用された。主として中国の人権侵害に対応するものだが、果たして中谷氏にその役目が務まるだろうか？
同氏は人権問題については実績もあり、それなりに評価も高い。しかし中国が相手となると、彼の国は歴史認識で日本に反論してくるだろうことはほぼ間違いない。その時中谷氏は即座に適切な反論が出来るだろうか？
中谷氏は自民党中央政治大学院の院長を務めていた際、講師に河野洋平氏を招いたことがある。親中派の頭目にして、あの河野談話の張本人である人物をである。
私が中谷氏を懸念するのはまさにこういう点である。党内でもリベラル派と見られている同氏だけに心配の種は尽きない。加藤