坂井学国家公安委員長の公設秘書が中国人男性だったことについて

石破内閣の坂井学・国家公安委員長の政策秘書が中国籍であることが話題になっている。「デイリーWILL」で佐々木類・麗澤大教授(元産経新聞論説副委員長)が指摘していた。
 実はこの話は、先週水曜日あたりから某秘書から聞いていた。ただ、李さんという当人は、小学校から横浜市の公立小学校を卒業しているうえ、高校は私立の超有名進学校、そこから東京大学教養学部に進んだということで、日本に幼いころから生活の本拠があることから、公にする決断はせず、引き続き、この秘書の周囲に中国共産党に近い人物がいないかどうか、調べていた(その結果はまだ出ていないが)
 いずれにせよ、問題なしとは言えない。何しろ国家公安委員長という警察を統括する要職に坂井氏は就いているのである。政策秘書本人にその気がなくても、中国共産党サイドから情報を入手しょうと、何らかの圧力がかけられる可能性だってある。現在の中国の状況を考えれば、大いに考えられる話だ。
 しかし、メディアの反応は産経新聞を含めて鈍い。おそらくはこうした対応になるだろうな、ということも半ば予想していた。
 朝日新聞ほか、石破内閣が政治資金収支報告書の不記載問題に関与した議員の一部を公認しない決定をした。「政治とカネ」の問題は看過できないが、もう東京地検特捜部が捜査を終え、判決も一部の被告には下っている。党としても処分を出している。にもかかわらず、石破首相がこのような決定をしたのは、予想外に支持率が低かったため、世論に迎合すると同時に、自分に敵対する勢力が多い清和会をターゲットにしたのだと思う。
 左派メディアがこうして「選択的夫婦別姓」だの、「統一教会」だの、「裏金」だの争点をせっせち作っているうちに、今日も着々と中国の浸透工作が成就しているのか、と思うと、左派メディアの主張を有権者が盲信しているうちに、中華人民共和国日本自治区になっていたりして…と、洒落にもならないことを想起し、憂鬱な思いに耽っている今日このごろである。

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