2024年9月30日 / 最終更新日 : 2024年12月13日 三枝玄太郎 無料 高市早苗総裁を阻んだのは、高市ファンなのか 総裁選が終わった。高市早苗経済安全保障相は総裁になることはできなかった。僕が河野太郎総裁、小泉進次郎総裁の次に酷いことになると思っていた石破茂・元幹事長が総裁になってしまった。 元自民党衆院議員の宮崎謙介氏が正鵠を射た指摘をしていた。石破茂氏は総裁になった後は発言がぶれるだろう、と。もうひとつは、高市総裁を阻んだ原因の一つが、他陣営を攻撃する高市氏の支援者があまりにも先鋭的過ぎて、他陣営が「ドン引き」してしまったというものだ。 実は、この指摘は高市陣営の中核的な議員からも指摘されていた。おそらくは、リーフレット問題が高市氏に降りかかり、岸田文雄首相が追加の処分を言い出した辺りがピークだったと思う。 かくいう僕も先鋭化した1人だ。この問題を殊更に言い立てた平将明衆院議員を「落選させるべきだ。この人は中国の要人と秘密裡に会うような媚中派だ」と攻撃したクチだから他人のことをとやかく言えない。 実際、平氏は石破氏が総裁に決まると、「勝てば官軍」とばかりに有名な経済評論家を使って、僕の悪口を言わせていたから、おそらくは僕のYOUTUBEや文化人放送局での批判を見聞きしていたのだろう。 確かに先鋭的な高市応援団を嫌った勢力がいたことは、可能性としてはかなり高いと思うが、だからといって、高市氏のリーフレット問題をあげつらって、ネガティブキャンペーンを張った平氏らの行為は正当化できるのだろうか。 高市氏をあれほど既存メディアや自民党リベラル派(媚中派もかなり含む)がなりふり構わぬ攻撃をしておきながら、高市陣営の応援団だけを「先鋭的に過ぎる」というのは、あまりにも一部だけを捉えた近視眼的な発想だと思わざるを得ない。 いずれにせよ、今回の政変で最も得をしたであろう岸田文雄首相は岩盤保守を敵に回したことがどういう結果をもたらすのか、今後、徐々に思い知ることになると思う。自民党の味方は朝日新聞ではなくて、安倍政権を支えたような人たちだからだ。彼らを敵に回して貶めた政権が長く続くわけがない。岸田氏ら自民党リベラル派は徹頭徹尾、そこが分かっていない。 返信をキャンセルする。コメントを残すにはログインしてください。