2024年7月30日 / 最終更新日 : 2024年7月30日 三枝玄太郎 無料 菅義偉前首相が「小泉進次郎元環境相を推すことに決めた」というのだ。 つい先日、耳に入れた話だ。菅義偉前首相が「小泉進次郎元環境相を推すことに決めた」というのだ。それは僕の知人から聞いた。 「誰から聞いたのですか?」と、その人に訊くと 「竹中平蔵氏だ」という。 にわかには信じられないが、考えてもみれば、竹中氏は小泉進次郎氏の父、純一郎氏が首相だったころに、経済財政政策担当相などを歴任している。いわば「格差社会の生みの親」として、一部の世代からは特に怨嗟の対象になっている。菅義偉前首相とは、SBIホールディングス会長の北尾吉孝氏らを通じて昵懇なので、菅氏から聞いた可能性はゼロではないとは思うが、「情報は秘してこそ宝」であることを誰よりもよく知っているであろう菅前首相が、いくら胸襟を開いた間柄だとはいえ、そう易々と自分の意中の人を話すだろうか、という気もする。 菅氏が小泉進次郎氏の人気にあやかって、来たる衆院選を乗り切り、賞味期限が切れた辺りで自身の再登板、という青写真を描いていないとも言い切れない。いずれにせよ、本当に策士、菅義偉が「小泉人気で選挙を乗り切れる」などということを考えているとしたら、国民を愚弄する話だ。竹中氏としても、小泉政権がもし実現したら、再び大臣として任用される可能性だってあり得ない話ではない、と考えているかもしれない。 周囲は「菅氏の意向を聞いた」ということで、自身の存在価値を高めることができる側面もある。今後もいろいろな流言飛語が飛び交うだろう。僕は小泉総裁は、絶対に反対だが…。 返信をキャンセルする。コメントを残すにはログインしてください。