立憲共産党路線危うし! 蓮舫氏落選の可能性大 その後には選挙違反も

23日、東京都墨田区のJR錦糸町駅前で街頭演説をした蓮舫氏(56)の隣には吉良佳
子参院議員が立っていた。共産党所属の国会議員が応援演説に立ったのは、20日の東京
都知事選告示後、初めてのことだった。
 蓮舫氏の陣営は、共産党の露出を抑え、共産党にアレルギーが強い無党派層も取り込み
たい考えのようだ。だが、果たしてそううまくいくだろうか。
 朝日新聞と日本経済新聞、TBSが都知事選の情勢分析を発表した。朝日新聞は、「小
池氏が先行、蓮舫氏が追う 石丸氏は苦戦」と報じた。
 日本経済新聞は、「小池氏がリード、蓮舫・石丸両氏が追う」との見出し。
 TBSは「小池氏大きくリード 都政「評価」7割も プロジェクションマッピング『
見直し必要』5割超 神宮外苑再開発、『見直し必要』約4割」という見出しで、「小池
氏が大きくリードし、他の候補を引き離している」とまで報じている。
 ある新聞記者は「恐らく投開票終了、開票からそれほど時間が経たないうちに小池百合
子・東京都知事の当選確実となると見込んでいる」と打ち明けた。それほど、小池百合子
・東京都知事以外の候補が「太刀打ちできない」状態にあるということのようだ。
 「リード」「先行」という表現は通常は20ポイント以上引き離されていることを意味
し、これは逆転はほぼ不可能といえる。TBSの報道に至っては「大きく」引き離してい
る、と報じているので、こちらは恐らくはダブルスコアでリードされているのではないか
、と推察する。
 自民党の情勢分析では、告示日前後の小池氏と蓮舫氏の差は10ポイント程度だった。
今回の調査結果を見ると、予想以上に告示日以降に差が開いていることを意味すると思う
。蓮舫氏が藤吉修崇弁護士から公職選挙法違反(事前運動)の容疑で東京地検に刑事告発
されたのが21日だから、22、23日の両日に調査された朝日新聞などには、そのこと
が反映している可能性は高いと思う。また小池百合子・東京都知事の学歴詐称問題に関し
、小池氏の主張に一定の肯定的な評価がされたのだと思う。というのは、東京15区補選
の際は小池氏が応援に入った乙武洋匡氏は惨敗しており、このときは「カイロ大卒は嘘だ
」という元側近の小島敏郎氏の主張に何ら「反論」できていなかったからだ。
 対する蓮舫氏は「都知事選に蓮舫は挑戦します」、また応援演説をした枝野幸男前代表
も「蓮舫さんを勝たせましょう」と公職選挙法違反(事前運動)の要件を外見上、満たす
演説をしてしまった。しかも蓮舫氏は「政治活動だ」と開き直って見せた。
 左派メディアを中心にこの問題はほとんど黙殺されているが、これは蓮舫氏には大きな
逆風になったのだと思う。
 もともと蓮舫氏は知名度の割に選挙はあまり強くない。2011年の参院選では171
万734票を獲得し、候補者中、堂々の1位で当選した。だが、その後は112万票
、67万票と年々、票を減らしている。
 今回、告発された公職選挙法違反(事前運動)。過去の判例に照らせば、摘発される可
能性は非常に高いと思う。蓮舫氏が投開票直後に小池氏当確を打たれるほどの大惨敗を喫
した場合、その可能性は飛躍的に高まり、さらに蓮舫氏の政治生命を危うくするというこ
とだけは指摘しておきたい。

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