2024年4月1日 / 最終更新日 : 2024年4月2日 三枝玄太郎 無料 混迷する東京15区補選 飯山陽氏が当選することも十分あり得る とんだ恥をかいた。東京15区補選だ。小池百合子・東京都知事が出馬する可能性をずっと言ってきた。萩生田光一・自民党東京都連会長と「深夜の密会」をしていると言われてきたし、小池さんもまんざらではなさそうだ。7分3分で受けるのではないか、と言ってきた。それが何と蓋を開けてみたら作家の乙武洋匡氏(47)を「ファーストの会」が擁立し、自民党、公明党がこれに推薦を出す方針だというではないか。 以前から自民、公明は東京15区補選については、小池百合子氏に一任し、荒木千晴・都民ファースト代表(42)の出馬説、小池知事自ら出馬説と諸説入り乱れていた。それがここにきて、急転直下、乙武氏に決まった。 「最悪ですよ。我々は応援できません」と話すのは地元区議だ。この区議に言わせると、乙武氏はLGBT法賛成の論をぶったことは有名で、夫婦別姓にも賛同、自民党の党是である改憲には反対、まるで左派ではないか、というのだ。 おまけに「素行不良」だ。5股不倫が週刊新潮に報じられ、離婚に至ったこともそうだ。公明党が推薦するにせよ、女性問題に厳しい創価学会婦人部はフル回転するだろうか。 立憲民主党は29日、元江東区議の酒井菜摘氏(37)を軸に調整を図っていることが報じられた。一時、浮上していた須藤元気氏よりも票が取れるという読みがあったらしい。これに共産党が相乗りするという形になるので、野党統一候補として大真面目に勝利を狙うつもりらしい。 右を見ても左を見ても既成政党は「左派全開」。 だが、ある与党系の区議は言う。「乙武擁立に反発した一部の区議が他候補を水面下で支持することも考えられる。それほど、今回の決定には反発が強い」 飯山陽氏は江東区に地盤がなく、日本保守党は大変注目を集めているが、東京15区補選では当選圏内には入ってこないだろうというのが大方の見方だった。 「自民党支持の不満分子を味方につければ、まさかの当選もあり得ます」と上記の区議は言う。東京15区補選、まだまだ分からない。 返信をキャンセルする。コメントを残すにはログインしてください。