1970年イタリアの名作「ひまわり」を50年以上ぶりに見ました。新婚間もない夫(マルチェロ・マストロヤンニ)がソ連東部戦線に送られ、戦争が終わっても帰って来ない。そこで妻(ソフィア・ローレン)は夫を探しに行く。
その時、夫を求めて探す場所が一面ひまわり畑。これは映画の冒頭と最後にも出てくる。
実はこの撮影場所はウクライナ。ロシア(ソ連)は長い間、ソ連国内で撮影されたと嘘をついていた。ところが、撮影場所近くに証言者がおり、映画の中でも妻が現地の女性にものを尋ね、返ってきた返事はウクライナ語だった。そもそもひまわりはウクライナの国花。
中山太郎外相に同行して共産国時代のチェコに行ったことがあるが、その時着陸したのが、チェコ共産党幹部専用の滑走路。一面のひまわり畑に一本だけ滑走路があり、そこに降りて行ったが、まさに映画もこういう所で撮影されたのだろう。加藤